「Facebook」や「Instagram」などのSNSプラットフォームを運営する「Meta」のマーク・ザッカーバーグCEOが、アマゾンの共同創設者であるジェフ・ベゾスを抜き、ブルームバーグ・ビリオネア指数による世界の富豪ランキングで第2位の富豪となった。
一方、マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツは「Forbes」の世界富豪ランキングでは、1991年以来初めてトップ10圏外に順位をおとした。
3日(現地時間)、経済専門チャンネル「CNBC」は、ブルームバーグ・ビリオネア指数による世界の富豪ランキングで、今年に入ってザッカーバーグの純資産は780億ドル(約11.5兆円)増え、テスラのイーロン・マスクCEOに次ぐ、2位になったと報じた。
Metaの株式13%を保有するザッカーバーグだが、2位に浮上したのは当初失敗と見られていたメタバース事業の成果が改善し、4-6月の第4四半期の決算で売上高が市場予想を上回ったことで株価が23%上昇していることが一因といわれている。
なお、マスクの純資産は2,560億ドル(約38兆円)、ザッカーバーグは2,062億ドル(約30兆円)といわれている。
一方、経済専門誌「Forbes」による世界富豪ランキングでは、1991年以来初めてトップ10圏外の12位にゲイツが順位をおとした。
ゲイツは依然として1,070億ドル(約15兆円)の資産を保有しているが、27年間連れ添ったメリンダ・フレンチ・ゲイツとの離婚や自身の慈善団体への寄付などで減少したという
しかし、ゲイツはブルームバーグ・ビリオネア指数による世界の富豪ランキングでは資産1,610億ドル(約23兆円)で6位に上昇した。
ゲイツは自身が出演する「Netflix」の番組で、数十億から数千億ドルもの巨額を保有することは異常だとし、「億万長者が自発的に社会にお金を支出する場合、世界はもっと良くなるだろう」と語った。