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2024年10月10日木曜日
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深刻な気候変動…雷による死者が300人近くに達する、その大半は農作業中の農民

「死者数の急増は気候変動の影響によるもの」との分析が報告されている。

バングラデシュでは今年に入って、雷に打たれて死亡した人の数が300人近くに達していると、現地メディアが6日(現地時間)が報じた。

2019年から雷害を監視しているバングラデシュの団体「安全社会と雷雨認識のためのフォーラム(SSTF)」は、前日、首都ダッカで記者会見を開き、今年2月から9月までの間に男性242人、女性55人の計297人が雷によって命を落としたと発表した。

SSTFは、雷による死者のうち半数以上、152人が農作業中の農民だったと報告した。

この団体は、国内の新聞やオンラインニュースポータルを通じて、雷による人命被害のデータを集計していると説明している。

SSTFによると、月別の死者数は5月が96人で最も多く、次いで6月が77人、9月が47人、7月が19人、8月が17人の順であったと伝えた。

バングラデシュでは、雷による死亡が乾季から雨季に移行する時期に頻発している。

しかし、中国メディア「新華社」は、バングラデシュでは数年前から雷による死者数が急増していると報じており、現地の一部専門家は、この増加が気候変動の影響によるものだと分析していると述べた。

SSTFは、雷による人命被害を減らすためには、教科書に雷に関する説明を掲載し、農民を含む一般市民を対象に教育や訓練を行う必要があると提言し、対策を早急に講じるよう求めた。

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