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2024年12月19日木曜日
ホームニュース韓国の「北朝鮮人権国際協力大使」の後任候補にアメリカに亡命した脱北女性の名前が挙がる

韓国の「北朝鮮人権国際協力大使」の後任候補にアメリカに亡命した脱北女性の名前が挙がる

引用=『TED』

9日、韓国メディア「ニュース1」は韓国外交部の中で前任の北朝鮮人権国際協力大使イ・シンファ氏の後任として、脱北者出身のイ・ソヒョン氏が有力候補にあがっていると報じた。

複数の外交部関係者によると、現在、外交部はイ氏を大使に任命するための検証手続きに入ったところだ。

ある関係者は「イ氏は英語も流暢で『国際協力』が主要業務である北朝鮮人権大使に適した人物だ」と評価し、別の関係者は「手続きは進行中のため、近々正式な発表があるだろう」と伝えた。

イ氏がアメリカ国籍者という点について、ある外交関係者は「今回のような対外職名大使については専門性と外交能力を兼備した民間人に大使職を付与するものであり、国籍については原則問題にならない」と説明した。

イ氏の任命は、11月に開催予定の国連人権理事会で行われる北朝鮮に対する普遍的定期審査を前に行われると見られている。

平壌で生まれ、金日成総合大学外国語文学部に在学中だったイ氏は、父リ・ジョンホ氏が大興運輸貿易会社の支社長に任命されたため、中国に移住し、その後、大連にある東北財経大学で学位を取得した。

2014年に家族とともに韓国に脱北後、2016年に米国に亡命した。イ氏は今年コロンビア大学国際公共政策大学院を卒業し、現在はマケイン研究所のグローバルアドバイザリーボードとして活動している。また、YouTubeを通じて北朝鮮の人権問題に関する広報活動を行っている。

外交部は7月のイ・シンファ前大使退任後、新たな候補を探していたが、適性などを検討した上でイ氏を最終候補に選んだことがわかった。

一方、2016年に施行された「北朝鮮人権法」は、政府が北朝鮮での人権改善に向けた国際的な協力を目指して北朝鮮人権大使を任命できると定めたものである。

この法律は北朝鮮の人権状況を国際社会に広く知らせ、協力を通じて北朝鮮の人権状況を改善することを目的に制定された。

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