今年のノーベル平和賞は核兵器廃絶のため声をあげてきた「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」が受賞することになった。
11日(現地時間)ノルウェー・ノーベル委員会は「核兵器のない世界を実現するために努力し、核兵器が二度と使用されてはならないことを被爆者の証言を通じて示してきた功績を評価し、被団協を受賞者に選定した」と発表した。
被団協は核兵器廃絶を願う被爆者の声を唯一の戦争被爆国・日本から68年にわたって世界に発信してきた。
7日にノーベル生理学・医学賞、8日に物理学賞、9日に化学賞、10日に文学賞が発表され、14日には経済学賞の受賞者発表を控えている。
ノーベル賞の授賞式は、創設者アルフレッド・ノーベルの命日である12月10日に、スウェーデンのストックホルムで行われるが、平和賞だけはノルウェーのオスロで授賞式が行われる。