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2024年12月22日日曜日
ホームニュース「一つの中国」原則の遵守を求めた中国との初首脳会談、石破首相が水産物輸入再開と子供襲撃事件の解決を訴える

「一つの中国」原則の遵守を求めた中国との初首脳会談、石破首相が水産物輸入再開と子供襲撃事件の解決を訴える

写真:聯合ニュース/李強(リー・チャン)国務院総理と石破茂首相は、10日にラオスのビエンチャンで会談し、握手を交わした。

石破茂首相は10日(現地時間)、ラオスのビエンチャンで李強首相と初めて会談し、日本産水産物の輸入再開や日本人子供襲撃事件などの問題について話し合った。会談はASEAN首脳会議に合わせて行われ、約30分間行われた。

11日、共同通信によると、石破首相は福島第一原子力発電所の汚染水海洋放出に伴う日本産水産物の輸入禁止措置の早期解除を中国側に求めた。中国外交部は先月、日本産水産物の輸入に関して、国際モニタリングを経た後に段階的に再開する方針で合意しているが、再開時期は未定のままである。

さらに石破首相は、日本産牛肉や米の輸出に関する協議を提案。先月、広東省深圳で発生した日本人学校の子供襲撃事件に言及し、事実関係の解明と日本人の安全確保を要請した。

また、中国の軍用機や航空母艦の活動が日本周辺で活発化していることへの懸念や、台湾海峡の平和と安定の重要性についても指摘された。

これに対し李強首相は、「中日両国の発展は互いにとって重要な機会であり、挑戦ではない」と述べ、科学技術革新やデジタル経済、グリーン発展などでの協力を進めたい意向を示した。また、供給網の安定や自由貿易体制の維持にも意欲を示した。石破首相は、両国間には多くの課題があるものの「建設的で安定した関係」を維持する必要があると強調。李首相も同様に、戦略的相互関係を強化し、安定した中日関係の構築に向けて努力する姿勢を示した。両首相は、閣僚級の「中日高級経済対話」を通じて協力を深めることで合意した。

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