北朝鮮は、韓国の無人機が平壌の上空に侵入し、対北宣伝ビラを撒布したと主張している。この主張に対し、ロシアも「北朝鮮に対する主権侵害であり、内政干渉だ」と批判した。
15日、聯合ニュースによると、ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官は14日(現地時間)に声明を発表し、この問題についてロシアの立場を明らかにした。ザハロワ報道官は「韓国の行動は北朝鮮の主権を深刻に侵害するものであり、独立国の合法的な政治体制を破壊し、自主的な発展の権利を奪おうとする内政干渉だ」と強い批判を展開した。
また、ザハロワ報道官は最近の朝鮮半島での緊張の高まりに触れ、「韓国は北朝鮮の警告を重く受け止め、無謀な挑発行為によって状況を悪化させることや、さらなる緊張を高める行為を控えるべきだ」と警告した。
さらに、ロシアは「北朝鮮との戦略的パートナーシップに基づき、朝鮮半島の緊張がさらに激化するのを防ぎ、状況を建設的に改善するための役割を果たしていく」と表明した。
北朝鮮外務省は、11日に発表した声明で、韓国が無人機を使って3日、9日、10日に平壌にビラを撒布したと非難し、「最終警告としてすべての攻撃力を準備状態に置いた」と強調している。