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2024年12月22日日曜日
ホームニュース198億円の道路が木っ端みじんに…北朝鮮が韓国との陸路を爆破し新たな緊張を生む

198億円の道路が木っ端みじんに…北朝鮮が韓国との陸路を爆破し新たな緊張を生む

韓国と北朝鮮をつなぐ陸路が北朝鮮によって完全に断絶された。

15日(現地時間)、聯合ニュースは韓国軍の合同参謀本部を引用して「北朝鮮が15日正午ごろ、京義線(キョンウィ線)と東海線(トンへソ線)の南北連結道路MDL(軍事境界線)以北の一区間を爆破した」と報じた。その後、北朝鮮は重機などを用いて追加作業を進めるとのことだ。

合同参謀本部によれば、今回の爆破による韓国軍の被害はなかった。ただし、韓国軍はMDL以南の地域で対応射撃を実施し、監視および警戒態勢を強化して万全の態勢を整えているという。

北朝鮮が南北関係を「敵対的な二国関係」と宣言した昨年11月から、陸路近くに地雷を撒布するなど断絶の動きを見せていた。また今月9日、国連軍司令部にホットラインを通じて南北陸路完全断絶工事を通知した北朝鮮は、その6日後に爆破作業に入った。

9日の通知で北朝鮮は、「韓国と接続された我々側地域の道路と鉄道を完全に断ち切り、堅固な防御構造物で要塞化する工事を行う」と述べていた。

この日、合同参謀本部は、発表とともに北朝鮮が爆破作業を進める映像を公開した。

京義線と東海線の鉄道と道路を連結する事業には、韓国政府からの借款として1億3290万ドル(約198億円)が投じられた。巨額の費用を投じた陸路は、北朝鮮の爆破作業によって瞬く間に木っ端みじんとなった。

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