イスラエル軍は長年にわたる敵であり、ついに殺害に成功したパレスチナのイスラム組織「ハマス」最高指導者ヤヒヤ・シンワル氏の最期の瞬間を公開した。
17日、イスラエル軍のスポークスマンは「ヤヒヤ・シンワルの最期の瞬間」というテキストとともに「X（旧Twitter）」に動画を投稿した。
イスラエル軍のドローンが撮影したと思われる映像には、攻撃を受け損壊の激しい建物で1人でソファに座っていた男性がドローンに向かって、左手に持っていた木の棒を投げる場面がおさめられ、これがシンワル氏の最後の姿であると説明されている。
画質が鮮明ではないものの、ネットユーザーからは男性が右腕を失っているようだと推測する意見も出ている。
この日、イスラエル軍は声明を通じ「前日16日、イスラエル軍はイスラエル公安庁『シンベト』との共同作戦により、1年間の追跡の末、ガザ地区南部で地上部隊の兵士がシンワル氏の殺害に成功した」と発表した。
イスラエルメディアによると、ガザ地区南部ラファでシンワル氏が2人のボディーガードとともに建物から建物へ移動している最中、イスラエル軍の地上部隊と遭遇し、戦闘の末、3人が射殺され、遺体の身元を確認した結果、シンワル氏が死亡したことを確認したといわれている。