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「少数だから」トランプ前大統領、トランスジェンダーを攻撃する広告に28億円を投入

太恵須三郷 アクセス  

引用:トランプ前大統領の公式YouTubeチャンネル

アメリカの共和党大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領が、トランスジェンダーの権利問題を狙った広告に巨額の費用を投資している。

最近、アメリカのCBS放送によると、政治データ会社アドインパクトは、トランプ陣営が今月に入ってから2本のテレビ広告に1,900万ドル(約28億3600万円)を支出したと発表した。この広告は5万5,000回近く放送された。トランプ支持のスーパーPAC(政治行動委員会)「マガ」も同様の広告に110万ドル(約1億6500万円)を投資し、6,000回以上放送された。

トランプ陣営の関係者は「この広告が主要州で広範囲に放送されており、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)や大学フットボールの試合中継にも流れていた」と述べた。

この広告は、トランスジェンダーの囚人が性別適合手術を受けることをテーマにしている。映像は、民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス副大統領の2019年の発言を引用し、攻撃している。広告は「カマラは彼ら(トランスジェンダー)を優先に考え、トランプはあなたのことを考える」と主張している。

専門家は、トランプのこのような広告戦略は、トランスジェンダーの権利を重要視する人が少ない点を狙ったものと分析している。最近のギャラップ(アメリカの世論調査企業)の調査によれば、アメリカの大統領選挙でトランスジェンダーの権利が「重要である」と回答した有権者は38%に過ぎなかった。

アメリカの有権者の主要な関心事は経済、妊娠中絶、移民などであり、トランプは多くの有権者が注目していないトランスジェンダー問題を使ってハリスを攻撃し、自らの支持率を高めようとしているとのことだ。

クレアモント・マッケナ大学のキャメロン・シェルトン教授は「選挙用の広告は通常、新しい有権者を説得するというよりも、既存の有権者の感情を確認する役割を果たす」と述べ、「トランプ陣営が有権者の共感を得られる問題を強調すれば、選挙に影響を与える可能性がある」と分析した。

トランプは選挙演説で「男性を女性のスポーツから排除しよう」とのフレーズを頻繁に使用しており、これは彼の演説で最も大きな支持を得るスローガンであるとCBSは伝えている。

太恵須三郷
editor@kangnamtimes.com

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