ウクライナ、募兵広告にピンナップガール起用で話題に
第3独立突撃旅団の斬新な募集作戦
戦争開始から2年8カ月が経過したウクライナで、ピンナップガールを起用した斬新な募兵広告が各地に出現し、注目を集めている。
米紙ワシントンポストの16日付報道によると、ウクライナ軍の機械化歩兵部隊である第3独立突撃旅団が今月初め、魅力的な女性モデルを起用した新たな募兵キャンペーンを展開した。
同旅団は昨年3月、精鋭部隊の指揮官5人が素顔を公開するという異例の広告を打ち出し、1日150件から200件もの応募が寄せられる成果を上げた。以降、様々な募兵活動を展開してきた。
4回目となる今回のキャンペーンでは、第二次世界大戦時に兵士たちの間で人気を博した「ピンナップガール」のコンセプトを採用。
南部ミコライウに設置された看板には、軍服姿の男性にもたれかかり、見つめ合う女性の姿が描かれている。
同旅団のメディアチーム首席デザイナー、ドミトロ氏は「軽やかな雰囲気を演出したかった」と意図を語る。
メディアチーム責任者のクリスティナ・ボンダレンコ氏は「現代の軍隊には開放的なイメージが必要。陸軍への入隊を魅力的な選択肢として受け入れてもらいたい」と述べた。
現地では賛否両論の声が上がっている。SNS上では「行き過ぎではないか」、「兵力不足による部隊間の募集競争の表れだ」といった批判的な意見がある一方、「第3独立突撃旅団を支持する」との声も寄せられている。