韓国で、障害者の電動車椅子のタイヤに執拗に穴を開け逃走した男の行方を警察が追っている。
YTNなどの報道によると、ソウル中浪(チュンラン)警察署は「マンションの廊下に置かれた電動車椅子のタイヤを特定の男が繰り返し破壊している」との通報を受け、容疑者のA容疑者の行方を追跡中だ。
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容疑者は今年2月から、ソウル新内洞(シンネ洞)の集合住宅の廊下に置かれていた電動車椅子のタイヤを複数回にわたり損傷させた疑いが持たれている。
マンションの防犯カメラには、尖った物体を手にしたA容疑者が電動車椅子のタイヤを執拗に突き刺す様子が記録されていた。容疑者は時にランニングウェアや下着姿で現れ、犯行に及んでいたという。
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被害者で下半身麻痺のB氏はYTNの取材に対し、「外出する必要があったのに、タイヤが破損していて全く動けなかった。非常に不安だ」と心境を語った。
なお、破損したタイヤの修理費用は約50万ウォン(約5万5000円)に上るとされる。
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警察は容疑者がマンションの住人である可能性も視野に入れ、捜査を進めている。