ロシアで「太めのレオナルド・ディカプリオ」と呼ばれ、そっくりタレントとして有名だった男性が生活苦からロシア軍に入隊し、ウクライナ侵攻に派遣されたという。
25日「デイリー・メール」などの海外メディアによると、モスクワに住む41歳の元プログラマー、ロマン・ブルツェフ氏がロシア軍に入隊したことが明らかになった。
彼は透き通るような青い瞳を持ち、ハリウッドスターのレオナルド・ディカプリオに似た外見でかつて一躍有名人となった。
2016年、当時33歳だったブルツェフ氏だが、恋人を見つけるためマッチングアプリに掲載した写真がディカプリオに似ていると話題になり、広告業界の注目を集めた。
ロシアで「太めのレオナルド・ディカプリオ」という愛称を得た彼の写真は欧米のメディアでも話題となって、イベントや広告などの仕事が舞い込むようになり、プログラマーからタレントに転身した。
しかし、2020年の新型コロナウイルス感染症のパンデミック以降、仕事が激減し始め、反比例するように彼の体重は増加し、「ディカプリオ似」の外見はすっかり見る影もなくなってしまった。
そんなブルツェフ氏だが、先日なんとロシア軍に入隊し、ウクライナ侵攻の前線に派遣されたという。
彼はロシアの国営通信社である「RIAノーボスチ」とのインタビューで「国防省と契約を結んだ。私は契約書に署名した」とし、「自分がどこにいるのか、何をしているのかは言えない。時間のかかる難しい決断だった」と語った。
一方、ロシアは志願兵に対して、まず一時金として2万ドル(約300万円)、そして、服務中には月2,000ドル(約30万円)の給与を支給している。
服務中に死亡した場合、家族は最大13万ドル(約1,980万円)の遺族給付金を受け取ることができる。
4月、ロシア国防省は今年に入って10万人以上が入隊したと発表した。