2月に獄中死したロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の妻が、ロシアのプーチン大統領と会談し、握手で挨拶した国連のグテーレス事務総長を強く非難した。
24日(現地時間)ドイツの「DPA通信」によると、ナワリヌイ氏の妻ユリア氏は同日X(旧Twitter)にグテーレス事務総長とプーチン大統領が会談する模様とともに「戦争が3年目に入っているにもかかわらず、国連事務総長たる者が殺人者と握手をしている」という内容を投稿した。
グテーレス事務総長は、ブラジル、インド、中国、南アフリカ共和国などが参加する新興国でつくる「BRICS首脳会議」に出席するためロシアを訪問し、プーチン大統領と会談した。
今回の訪問で彼はヨーロッパ最後の独裁者と呼ばれるベラルーシのルカシェンコ大統領とも面会し、抱擁までした。
特に、ルカシェンコ大統領はグテーレス事務総長にベラルーシで平和の象徴とされるコウノトリの彫刻像を贈ったと伝えられている。
今回のグテーレス事務総長のBRICS首脳会議出席については、エストニアやリトアニアからも批判が出ている。