ロシアのプーチン大統領は、西側諸国がウクライナに長距離兵器の使用を許可した場合、あらゆる対抗措置を検討すると警告した。
27日(現地時間)複数の海外メディアによると、同日プーチン大統領はロシア国営テレビとのインタビューで「現時点でロシアに対して言及した事実はないが、西側諸国がウクライナに長距離兵器の使用を許可した場合、我々も当然なにかしらの決定を下さなければならない」と語った。
さらに「ウクライナが支援を求めている長距離兵器を使った攻撃を行うためには、必ずアメリカやNATOのインフラや人員が投入され、ウクライナ独自で運用することはできない」と指摘した。
ウクライナはアメリカの「ATACMS」、イギリスの「Storm Shadow」などの長距離兵器に関して、ロシア本土攻撃時の使用承認をこれまで求めてきたが、米英両国は紛争拡大を懸念し、慎重な姿勢を示してきた。
しかし、北朝鮮のロシア派兵が事実上公式化される中で、ウクライナに対する西側諸国の支援に関して議論が再び活発化する可能性が出てきている。
一方、アメリカ下院議会で情報特別委員長を務める共和党所属のマイク・ターナー氏は、北朝鮮軍がロシア領土からウクライナを攻撃する場合、ウクライナがアメリカが供与した武器で反撃することもジョー・バイデン大統領は許可すべきだと最近主張している。