アダルトビデオ（AV）女優など日本人女性数十人を勧誘し、高額の売春を斡旋した組織が実刑判決を受けた。彼らはオンラインサイトに「列島の少女たち」と宣伝し、ソウル・江南区などで組織的に売春を行っていたことが明らかになった。
特にAV女優の場合、売春代金は1回あたり最大250万ウォン（約27万円）に達したとされている。
ソウル中央地裁刑事16単独のイ・ギョンソン判事は、売春防止法違反（売春斡旋など）の罪で起訴されたユン被告に対し、懲役2年および罰金5000万ウォン（約554万円）を宣告し、約2億9000万ウォン（約3222万円）の追徴も命じた。また、共犯で起訴されたパク被告には懲役1年8カ月と罰金3000万ウォン（約333万円）が言い渡された。
彼らは昨年11月から今年5月まで、京畿道城南市（キョンギ道ソンナム市）のオフィスからオンライン売春サイトに「列島の少女たち」というタイトルで広告を投稿し、日本人女性を雇い売春を斡旋していた。関与した女性の中には日本のAV女優も含まれ、売春代金は1回あたり130万～250万ウォン（約14万円〜約27万円）に達した。
裁判部は「被告人たちは遠征売春を行う日本人女性を長期間にわたり組織的に雇用し、罪質が極めて悪質である」と指摘した。また、パク被告が過去にも同様の犯罪で処罰された前歴があることを挙げ「ただし、二人が罪を認めている点を考慮し量刑を決定した」と説明した。