ベトナムでパラグライダーをしていた際にパラシュートが電線に引っかかり、救助に向かった警察が救助のために村全体を停電させる事態になり、話題を呼んでいる。
今月21日(現地時間)、ベトナムのタインニエン(Thanh Nien)などの現地メディアによると、前日にベトナム北西部のホアビン省ホアビン市で、パラグライダー中の男性のパラシュートが電線に引っかかった。
宙吊りになったこの男性は、通報を受けて駆けつけた警察と電力会社の関係者によって、大きな怪我なく無事に救助された。
しかし、この男性の救助過程は容易ではなかった。当時、男性のパラシュートは35kV級の電線に引っかかっていたため、警察と電力会社の関係者はすぐに救助に取りかかることができなかった。
結局、男性を救助するためには電力を遮断するしかなかった。これにより、近隣の村全体が1時間以上停電し、住民たちは不便を強いられた。
調査の結果、この男性はパラグライダーを行うために必要な許可を取得していなかったことが判明した。
当局は、この男性に対し違法飛行による罰金と電力会社に与えた損害に対する追加の処罰を検討していると発表した。