芸術高校の教師である妻が、教え子と不倫関係にあったとする夫の告発が波紋を広げている。
JTBCの「事件班長」によると、30代の男性A氏は、9年間の交際を経て2022年に妻と結婚し、現在2歳の息子がいる。妻は今年4月まで教師として働いていたが、現在は退職している。
A氏によると、昨年の夏頃から妻が無断で外泊することが増え、知人から「妻が不倫していた」との話を聞き、ホテルの宿泊領収書も発見したという。A氏は協力を得て防犯カメラの映像を入手したところ、映像にはホテルのロビーで男性が妻を抱きしめ耳打ちする様子が映っており、他にもレストランでのキスや、別のホテルで男性がA氏の子供を抱いている場面も確認された。
A氏が驚いたのは、妻と共にいたその男性が当時高校3年生の教え子であったことだった。
A氏が追及すると、妻と生徒は「会ったことは事実だが、不貞行為はない」と主張した。生徒は「大学実技試験のため近くにいて、先生がそこにいると知り、会いに行っただけ」と述べ、「大学受験に不合格だったので冗談で『キスしてくれたらうまくいく気がする』と言ったら、先生も軽く応じただけ」と説明した。
妻もA氏に「傷つけてごめん」と謝罪し、A氏も一度は許そうとしたが、不倫の話が家族に伝わると妻は「そんなことはなかった」と否定したため、A氏は憤慨し、息子を連れて家を出る準備を進めた。
その際、妻のコスプレ衣装を発見し、これを見てA氏は妻と生徒の間に性的関係があったと確信した。妻に衣装について問いただしたところ、「姉が頼んだもので、母に見つかるのが嫌で隠していた」と説明したが、その後、注文者が妻自身であることが判明すると「夫婦関係を修復するためのサプライズだった」と弁護人を通じて主張した。
特に、衣装や下着には他人の体液が付着しており、A氏が依頼したDNA検査の結果、妻のDNAと他の男性の体液が検出された。
A氏は、生徒の家の周辺で拾ったタバコの吸い殻を再度調査した結果、吸い殻のDNAと下着に付着していた体液のDNAは一致しなかったが、親子関係が成立するとの結果が示され、吸い殻の持ち主と体液の主人物が親子である可能性が浮上した。
結局、A氏は未成年の弟子と性的関係を持ったことについては性的児童虐待で、2歳の子供に不倫行為を目撃させたことについては情緒的児童虐待で妻を警察に届け出た。妻は現在、検察に引き渡された状態だ。
A氏は「事件班長」に「息子を育てながら離婚訴訟中だが、妻は大手法律事務所に依頼した。まだ不倫の事実については否定しており、私が暴力的で経済的無能力のために不和を起こしてきたと主張している」と伝えた。
そのうえで「妻が教職に復帰する計画があると言っていた」とし、「弟子を異性として見る人が再び教団に戻ってもいいのか。 このようなことはあってはならない」と激怒した。