テスラの最高経営責任者イーロン・マスクCEOが「現在の出生率に基づくと、韓国の人口は現在の3分の1よりはるかに少なくなる」と述べた。28日(現地時間)、サウジアラビア・リヤドで開催された未来投資イニシアティブ(FII)にて、マスクはビデオ対談者として突如登場し、「短期的には人工知能(AI)が最も深刻な脅威だが、長期的には世界の人口崩壊が懸念される」と語った。
さらに、ヨーロッパの人口も現在より減少すると予測し、「現在の(出生率の低下)傾向が続けば、(世界の人口は)3世代以内に5%以下に減少するだろう」との見通しを示した。
マスクは2022年にも「韓国が香港と並んで世界で最も急速な人口崩壊を経験している」と言及している。実際、昨年の韓国の合計特殊出生率(女性1人が生涯に産むと予想される平均出生数)は0.72人と過去最低を記録した。
彼は「ほとんどの国が出生率の向上を最優先の課題とするべきだ」とし、「人を生み出さなければ人類も存続できず、他の政策も無意味になる」と強調した。そして「言葉だけでなく実行が必要だ」と述べ、「私にはたくさんの子どもがおり、他の人にも子どもを持ってほしい」と語った。
マスクには最初の妻で作家のジャスティン・ウィルソンとの間に5人の息子がおり、カナダ出身の歌手グライムスとの間に2人の息子と1人の娘がいる。また、自身が運営する会社ニューラリンクの女性幹部シボン・ジリスとの間にも最近3人目の子どもが生まれたと伝えられている。