タイ人の女性と不適切な行為を生配信した20代の韓国人YouTuberが、控訴審においても懲役刑の執行猶予が言い渡された。
31日、司法関係者によると、韓国・水原(スウォン)地方裁判所刑事控訴5-1部(部長判事 キム・ヘンスン、イ・ジョンロク、ドュクグァン)は、情報通信網法違反(わいせつ物配布等の罪)で起訴されたA(27)に対し、懲役6ヶ月、執行猶予2年を言い渡した。
検察は「量刑不当」として1審の判決に控訴したが、裁判所は「1審の刑が軽いとは言えない」として控訴を棄却した。
Aは昨年2月から3月にかけて、計5回にわたりタイの歓楽街で女性従業員と不適切な行為をする様子を自身のYouTubeチャンネルで生配信した疑いがある。
特に年齢制限を設けずに配信していたため、未成年者も視聴可能だったことが明らかになった。
また、Aは配信中に口座番号を公開し、視聴者から約1130万ウォン(約125万円)の寄付金を受け取った。この事件はタイ現地でも大きな論争を巻き起こし、国辱だと非難されている。
当時、警察はAの身元を特定したが、タイに滞在中のAが出頭を拒否したため、逮捕状を取得し、現地の領事館として入国時に逮捕した。
1審の裁判所は「被告が投稿した動画には性行為やそれに類する内容が含まれ、ログインなしで視聴可能だったことから、わいせつ物の配布に該当する」と判断した。
控訴審でAは「直接的な性行為ではなく、類似の描写にすぎない」と無罪を主張したが、認められなかった。また、「愚かな考えと欲望が罪を招いた」と述べ、寛大な処分を求めた。