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2024年12月22日日曜日
ホームニュース「遺体の下で生き延びた」唯一の生存者が語る地獄のクルスク、北朝鮮兵士が見た山積みの遺体とロシア軍の無策

「遺体の下で生き延びた」唯一の生存者が語る地獄のクルスク、北朝鮮兵士が見た山積みの遺体とロシア軍の無策

先週、ロシア西部クルスクでウクライナ軍と初めて戦闘を行った北朝鮮軍の先遣隊が全滅したという主張を裏付ける北朝鮮兵士の映像が公開された。

31日(現地時間)、親ウクライナのテレグラムチャンネルが「北朝鮮軍クルスク投入の結果」として生存北朝鮮兵士の動画を掲載。同チャンネルによると、「唯一生き残った北朝鮮兵士がプーチン大統領への不満を述べ、同胞に自宅に留まるよう呼びかけた」という。

公開された動画には、北朝鮮兵士とみられる男性が包帯を巻かれた状態でベッドに横たわっている姿が映っており、包帯には鮮明な血痕が確認できた。言葉を発するのが困難なほど重傷の様子であったが、それでも声を上げ、「クルスクの交戦で生き残った唯一の生存者だ」と語った。

その兵士は「ロシア軍は我々が防護施設にいる限り、急襲されないと言った…絶対に前線には参加しないと嘘をついた」と説明。続けて「しかしロシア軍は、我々がクルスクの交戦で無差別に攻撃に参加するよう強要した。ロシアの兵士たちは攻撃の前に何の偵察もせず、我々を守る武器も与えなかった」と述べた。

また「ウクライナが攻撃を始めると、我々の部隊は攻撃を実行し、我々の部隊の人数は40人だったが、友人のヒョクチョルとギョンファンを含め、全員戦死した」と明らかにした。この北朝鮮兵士は「ロシアの兵士は破片で頭が切断され、私は仲間の遺体の下に隠れて生き残ることができた」とも語った。

そして「祖父から祖国解放戦争の話を聞いていたが、こんなことは知らなかった。実際に我々は、仲間が単なる餌として利用され、全員が犠牲になったのだ」と主張した。

北朝鮮の兵士は「ウクライナ軍は最新型の武器を持っており、強い意欲を示している。一方、ロシア軍は多くの武器を失い、我々のような兵士を前線に送り込んでいる状況だ。クルスクは本当にこの世の悪だ」と説明した。

続けて「私の目には、山のように積まれたロシア兵士の遺体と破壊された防御陣地が映った。プーチンはこの戦争で敗れるだろう」と強調した。

一方、リトアニアの非営利団体(NGO)「ブルー・イエロー」のヨナス・オマン代表は28日、現地メディアLRTに対し、「我々が支援するウクライナ軍部隊と北朝鮮軍が初めて接戦したのは10月25日のクルスクでのことだ。私の知る限り、北朝鮮軍は1人を除いて全員が死亡した」と主張した。

しかし、ウクライナのゼレンスキー大統領は31日に公開されたKBSとのインタビューで、LRTの報道内容に反論した。

ゼレンスキー大統領は「現在まで北朝鮮軍は戦闘に参加していない。彼らは(クルスクで)戦闘に参加する準備をしている」とし、ウクライナ軍と北朝鮮軍が初めて交戦し、北朝鮮軍の戦死者が出たという報道は事実ではないと強調した。

また、一部の北朝鮮軍がウクライナ国境を越えたというアメリカCNNの報道も事実ではないと確認した。ただし、交戦はすぐに現実化するとの見解を示した。

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