コロンビアの遊園地で、ジェットコースターが高さ20メートル地点で突然停止し、乗客が安全通路を歩いて避難する騒動が起きた。
今月20日(現地時間)、コロンビア・キンディオ県モンテネグロにある遊園地で運行中のジェットコースターが停電により突然停止する事故が発生した。
子どもを含むおよそ20人の乗客がジェットコースターに閉じ込められ、最終的にレールを歩いて降りることになった。
乗客は手すりを掴みながら、レール横に設置された避難路に沿ってゆっくりと列を作り歩いた。ある乗客が撮影した映像では、乗客らは不安と緊張の表情を浮かべていた。
一部の乗客はこの状況に戸惑いながらも笑みを浮かべる様子も見られた。避難中の乗客には幼い子どもも含まれていた。映像を撮影した男性は「ジェットコースターから降りて歩かなければならなかった。皆怖がり緊張していたが、これは珍しい体験だった」と語った。けが人はいなかったが、一部の乗客に一時的な精神的影響が見られたと報告されている。
遊園地側は、セキュリティプロトコルに従って事故対処を行ったと主張している。遊園地の関係者は、ジェットコースターの運行には電力が必要であり、車両の後退を防ぐための安全措置としてジェットコースターを停止せざるを得なかったと説明した。さらに、乗客は安全規則に従って徒歩で避難したと遊園地側は述べた。
この遊園地は1995年に開園したテーマパークで、数十年にわたる運営の中で大きな事故はなかったとされている。