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2024年12月23日月曜日
ホームニュース「公衆の場で自慰行為」性欲を抑えられない…性依存症の苦しみとは?

「公衆の場で自慰行為」性欲を抑えられない…性依存症の苦しみとは?

引用:Getty Images

最近、23歳の女性がアメリカのコミュニティサイト「Reddit」で自身の性依存症に関する経験を告白し、話題を呼んでいる。彼女はこの中毒を「生きる悪夢」と表現し、同じような苦しみを抱える人々に早期の治療を受けるよう呼びかけた。

イギリスの「The Sun」が報じたこの女性の投稿によると、彼女は10代の頃から性欲を抑えられず、見知らぬ男性、職場の上司、大学の教授などと不適切な関係を持ってきた。さらに「欲求を抑えられず、公衆の場で自慰行為をしたこともある」と明かし、「毎日自分自身を嫌悪し、恥ずかしいと感じている」と述べた。

複数の男性との関係から性病に感染し、2度の妊娠を経験した。そのうち流産と中絶をしたという。また、学校や職場で注意力が散漫になり、人生の重要な場面で集中できなくなっていると語った。彼女は「自分の人生を制御できない無力感と孤独感に苦しんでいる」と訴えた。

この告白に対し、Redditユーザーは、彼女に専門的な治療を受けるよう勧めた。特に性の専門家とのカウンセリングが有効だというアドバイスが相次いだ。彼女も、同じような症状を抱える人々に対して、隠さずに助言と援助を受けるよう呼びかけた。

2012年、アメリカUCLA心理学科のロリー・リード教授は『ジャーナル・オブ・セクシャル・メディシン』に発表した論文で、セックス依存症の診断基準を提示している。この基準には、過度な性生活やストレスへの対処として頻繁なセックスを行うことが含まれ、それが日常生活に支障をきたす場合が当てはまるとされる。

リード教授によれば、主な症状は6ヶ月以上続く性的な幻想、性衝動、性的行動の反復であり、性行為がストレス解消の手段になっていることが多い。また、欲求を抑えられずリスクの高い状況でも、セックスを選ぶ傾向があると指摘している。

精神健康の専門家たちは、性依存症がアルコール依存症や薬物依存症と同様に、脳の報酬回路や衝動制御の問題に起因する可能性があると見ている。治療には認知行動療法(CBT)や、精神力動的療法が用いられることが多い。ただし、一部の研究では、セックス依存症を精神障害と見なすべきではないとの意見もあり、その理由として脳神経反応が薬物依存者とは異なることが挙げられている。

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