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2024年11月15日金曜日
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北朝鮮が狙うウクライナ戦争への派兵の見返り、ロシアとの取引条件とは?

引用:Newsis

米政府は、北朝鮮がウクライナ戦争への派兵に対する報酬として、極めて重要な軍事・技術支援を期待していると予測する反面、ロシアが北朝鮮と明確な取引条件を設定していないとも予測している。

10日(現地時間)、米ホワイトハウスのジェイク・サリバン国家安全保障顧問は、米CBS放送とのインタビューで、北朝鮮軍の派兵問題に言及した。6月にロシアと「包括的・戦略的パートナーシップ条約」を締結した北朝鮮は、先月からロシアのウクライナ侵攻を支援するための派兵を本格化させ、今月ウクライナ軍との交戦も確認された。

サリバン氏は、ロシアが今回の派兵で北朝鮮に何を提供するかについて「確かなことは分からない。おそらくウラジミール・プーチン大統領自身も決めかねているだろう」と答え、続けて「プーチンは北朝鮮に具体的に何を提供するか、まだ決めていないと思う」と説明した。また、「一つ言えるのは、金正恩総書記がロシアから相当重要な軍事・技術支援を期待していることだ」とも述べた。

北朝鮮の核プログラムに関する質問に対しては、「その可能性がある」としつつも、「具体的な状況については断言できない。ただし、ロシアは北朝鮮の核プログラムを、5年前や10年前の話ではないと語っているのを耳にした」と強調した。

そして、「北朝鮮とロシアに懸念があるのは、両国にとって現実的な問題であり、すべての国々が注視すべき問題だ」と指摘した。

先月22日、ウクライナ軍事情報局(HUR)のキリーロ・ブダノフ局長は、英国の時事誌「エコノミスト」のインタビューで、北朝鮮とロシアの6月の条約について言及した。

ブダノフ氏は、この条約に機密条項が含まれており、ロシアが北朝鮮の制裁回避を支援し、核能力を強化する代わりに、ミサイルや人員を提供する内容だと説明した。また、ロシアが北朝鮮に小型戦術核兵器の製造技術や潜水艦発射ミサイル技術を移転していることを強調した。

これに対し、韓国のキム・ヨンヒョン国防部長官は、先月30日、ワシントンDCの在米韓国大使館で「ロシアの軍事科学技術が北朝鮮に提供されることで脅威が高まる可能性はあるが、それを過大評価するのは適切ではない」と述べた。

キム長官は「ロシアは予想ほど強くなく、特に通常戦力では、仮にロシアが北朝鮮に軍事支援を行っても、我々は十分に対応できる能力がある」と強調した。

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