退職勧奨を受けた後も法人カードを不正使用
退職後も数カ月にわたり法人カードで数百万円を使用した30代の男性に実刑判決が言い渡された。
10日、韓国春川地方裁判所刑事2単独(部長判事 キム・ソンレ)は、コンピュータ等使用詐欺の罪で起訴されたA被告(33)に対し、懲役4カ月の実刑判決を一審と同じく言い渡した。
A被告は韓国・原州市内の療養病院で経理を担当していたが、2022年8月に退職勧奨を通知された後、退職後の2023年1月までクレジットカードを不正使用していた疑いで起訴されていた。
クレジットカードを使用したA被告は、35回にわたって高級バッグやキャンプ用品など、総額約3,000万ウォン(約330万円)相当の商品を購入していたことが判明した。
在職中、備品購入のためにクレジットカードを簡易決済システムに登録していた点を悪用し、犯行に及んだとされている。
控訴審、「懲役4カ月」の一審判決を支持
一審では、A被告が被害弁済の努力を怠り、判決期日に複数回欠席したことを問題視しつつも、初犯である点を考慮した。懲役4カ月の実刑判決を下し、法廷で身柄を拘束した。
A被告は「量刑が重すぎる」として控訴したものの、控訴審では「一審の量刑が不当と認められる新たな情状や状況の変化は見当たらない」と判断され、控訴は棄却された。