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2024年12月19日木曜日
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金正恩「日米韓軍事協力は戦争を引き起こす」と非難、国防力の強化を改めて強調

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は「我が軍にとって最重要かつ死活的な任務は戦争、そして戦争に備えた準備だ」と述べ、攻撃的な国防力の強化を再び強調した。

18日(現地時間)、労働新聞は、金総書記が15日に朝鮮人民軍第4回大隊長・大隊政治指導員大会の参加者の前で行った、綱領的演説「現情勢と共和国武力の大隊長・大隊政治指導員の任務について」でこのように語ったと報じた。北朝鮮が人民軍大隊長・大隊政治指導員大会を開催したのは10年ぶりだ。

金総書記は「共和国軍は、我が主権が及ぶすべての地域で、敵のあらゆる侵害行為を強力な軍事行動で制圧し、有事の際には課せられた任務を完璧に遂行できるよう徹底的に準備されねばならない」とし、「戦闘態勢を万全にすればするほど、この地の平和はより強固になり、強大で繁栄する国家建設を目指す我々の目標により、一層近づくことができる」と強調した。

さらに「我が軍の戦争準備が完成する時点が、我が国家の主権と平安が永続化する時点となる」とし、「これこそが革命軍の本来の使命であり任務だ」とも言及した。

続けて「核戦力強化路線は、すでに我々にとって不可逆的な政策となって久しく、今や残されているのは、今すぐにでも核戦力が戦争抑止の使命と第二の使命、つまり有事の際の先制攻撃を遂行できるよう、さらに完璧な稼働態勢を整えることだけだ」とし、「核戦力を中核とする国家の自衛力を限界なく、満足することなく、絶え間なく強化していく」と述べた。

彼は「武装集団が戦場から遠ざかれば、敵が歓喜しながら襲いかかるだろう。愛する家族の流血で、高い代償を払うことになるのを忘れてはならない」と発言した。これは実戦投入を控えた北朝鮮軍を意識した発言とも解釈される。

また「朝鮮半島を含むアジア太平洋地域の平和と安定を脅かす重大な要因である日米韓三角軍事協力が、その脅威的性格をより鮮明に露わにしている」とし、日米韓がNATOに類似した「軍事同盟」として、戦争を引き起こす可能性があると主張した。

金総書記は「アメリカと韓国は、非常に危険な結果をもたらす行為に近づいている」とし、「日米韓は朝鮮半島と地域の平和と安定を破壊した重大犯罪者の責任から絶対に逃れることはできない」と非難した。

今回の大会には努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相、李永吉(リ・ヨンギル)朝鮮人民軍総参謀長、鄭京擇(チョン・ギョンテク)総政治局長と各軍政機関の主要指揮官、大隊強化に功績のある指揮官、政治幹部が主席団に着席したと伝えた。

一方、北朝鮮はこの日未明に、ごみ風船の散布を再開した。今年に入って31回目の散布であり、先月24日以来だ。

北朝鮮は8日から17日までの10日間連続で、GPS電波妨害行為も試みている。北朝鮮の電波妨害行為は当初、主に韓国の西北島しょ地域を標的としていたが、14日からは京畿道(キョンギ道)と江原道(カンウォン道)北部など南北境界地域全域で行われている。

北朝鮮のGPS妨害は、韓国軍の装備および作戦に影響を及ぼすほど強力な信号ではないとされる。このため韓国軍は、北朝鮮が韓国側の無人機侵入に備えて、独自にGPS電波妨害訓練を行っている可能性を考慮している。

北朝鮮がごみ風船の散布に加え、無人機を動員し挑発に出る可能性も指摘されている。北朝鮮は先月、韓国軍が運用する無人機が平壌(ピョンヤン)上空に侵入しビラを散布したと主張し、報復を示唆したことがある。

これに関連して韓国軍関係者は「我々は強固な連合防衛態勢の下で、北朝鮮の活動を注視している」とし、「北朝鮮のいかなる挑発にも揺るぎない軍事準備態勢を維持していく」と述べた。

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