空腹を理由に刑務所に入ることを目的として犯行に及んだ30代男性が逮捕された。
蔚山北部警察署は13日、特殊強盗容疑で30代男性のA容疑者を不拘束で送致したと発表した。
A容疑者は先月29日未明、蔚山市内のコンビニエンスストアで鎌を見せて脅し、弁当やタバコ、鎮痛剤など約1万5,000ウォン(約1,676円)相当の商品を奪った疑いが持たれている。
蔚山北部警察署は13日、特殊強盗の容疑で30代のA容疑者を在宅のまま検察に送致したと発表した。A容疑者は商品を確保した後、店員に「10分後に警察に通報しろ」と言い残し、コンビニ前で約5分間警察を待っていた。通報を受けて出動した警察は、凶器を持つA容疑者にテーザー銃を向けたが、A容疑者はすぐに凶器を捨てて逮捕に応じた。
警察によると、A容疑者はホームレス生活の中で、刑務所に入れば食事に困らないと考え、犯行に及んだことが判明した。また、これ以前にも複数回にわたり食品などを盗んだとされる。
警察はA容疑者に対する逮捕状を請求したが、裁判所に棄却され、不拘束状態で捜査を受けることになった。