21日(現地時間)ロシア大統領府は、ロシア軍がウクライナに大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したとのウクライナ空軍の発表についてコメントを拒否した。
海外の複数メディアによると、ロシア大統領府のペスコフ報道官はこの日の記者会見で、ウクライナ側の発表に関連し、ICBMを発射したかどうか確認する質問に対し、「私から話すことは何もない」と語った。
ロシア国防省は同日午後時点で、この件に関する公式見解を発表していない。
また、ロシア外務省のザハロワ報道官はモスクワで開かれた記者会見の最中に電話に出た際、「西側メディアが報じている弾道ミサイル攻撃について絶対に言及しないように」と誰かから支持を受ける様子がマイクに拾われたという。
同日朝、ウクライナ空軍はロシアがロシア南部のアストラハン州から1発のICBMを発射したと発表した。
これはウクライナが連日アメリカ供与の長射程ミサイル「ATACMS」、イギリス供与の長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」を使用してロシア領内を攻撃したことへの報復とみられている。