
26日(現地時間)イスラエル内閣はレバノンに拠点を置く親イラン武装組織「ヒズボラ」との停戦案を採決する閣議を開催し、停戦案を承認したが、イスラエル軍は採決の直前にもレバノンに向けて激しい攻撃を行った。
イスラエル軍はヒズボラ支配下にあるレバノン南部に位置する軍事施設のみならず、閣議の数時間前に、初めて首都ベイルート中心部を狙った大規模攻撃を行った。
レバノンの国営通信社「NNA」は今回の攻撃でベイルートの中心部ヌウェイリ地区にあるモスク近くの建物が崩壊し、1名が死亡、10名が負傷したと報じた。
さらに、レバノン保健省はベイルート中心部で少なくとも10人が死亡したと発表した。
イスラエル軍はベイルート攻撃について「空爆対象地域には事前に警報を発令するなど、民間人が被害を受けるリスクを最小限に抑えるよう努力した」とし、「ヒズボラを弱体化させるため、今後も作戦は継続する」と述べた。