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2024年12月30日月曜日
ホームニューストランプ次期大統領が金正恩との再対話に向けた新たな外交戦略を模索、武力衝突のリスク軽減を目指す

トランプ次期大統領が金正恩との再対話に向けた新たな外交戦略を模索、武力衝突のリスク軽減を目指す

引用:Newsis
引用:Newsis

ドナルド・トランプ次期大統領が北朝鮮の金正恩国務委員長との直接対話を検討していると、26日に海外メディアが報じた。

情報筋によると、トランプ陣営は武力衝突のリスクを軽減するため、新たな外交的アプローチを模索しているという。最近、トランプ陣営は、アメリカ国務省副次官補としてトランプ次期大統領と金委員長の会談を取り持った経験を持つアレックス・ウォン氏を国家安全保障会議(NSC)の副補佐官に任命した。トランプ陣営の関係者は、トランプ次期大統領が金委員長との関係を再び活かしつつ、直接接触を通じて長期間冷え込んでいた雰囲気の改善を図ると明かした。

ただし、情報筋はトランプ次期大統領がまだ最終決定を下していないこと、また金委員長の反応も依然として不透明であると付け加えた。金委員長は、21日に平壌で開催された武器展示会の開幕演説で、トランプ次期大統領に浮上した米朝首脳会談や交渉再開の観測に対し、明確に否定する姿勢を示した。

金委員長は「我々はすでにアメリカとの交渉で可能な限りの道を探ったが、その結果確信したのは超大国との共存意志ではなく、徹底した力の論理と、いつでも変わり得る侵略的かつ敵対的な対北朝鮮政策だった」と述べ、対米交渉や関係改善に否定的な立場を示した。

さらに、アメリカが対北圧力のために核を共有する軍事同盟を拡大し、戦略資産を朝鮮半島に展開していると指摘し、「(朝鮮半島が)これほど破壊的な熱核戦争に発展する可能性に直面したことはかつてなかった」と警告した。その上では「我が党と政府は、いかなる場合でも自国の安全が脅かされる状況を決して看過せず、自ら軍事的均衡を崩すことは決してない」と改めて強調した。

北朝鮮政権は過去4年間、アメリカのジョー・バイデン政権の対話要請を拒否し続けており、最近ではウクライナと戦争中のロシアに軍隊を派兵するなど、ロシアとの関係をさらに緊密化させている。

こうした状況を打開するため、トランプ次期大統領が早期に米朝首脳会談を推進する可能性があるとの見方が出ている。実際、トランプ次期大統領は今回の大統領選期間中、一貫して金委員長との親交を強調し、北朝鮮との首脳外交再開の可能性を示唆してきた。

一方、トランプ次期大統領は、前政権時代に3回にわたり金委員長と直接会談し、親交を深めた。2018年6月にシンガポールで初の北米首脳会談を実施し、その翌年2月にはベトナムのハノイで2回目の首脳会談を行った。さらに同年6月には板門店で両首脳が会談し、文在寅前大統領を交えた「三者会談」も実現させた。

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