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2024年12月22日日曜日
ホームニュース「戦意の崩壊」か…露軍の攻勢激化でウクライナ兵6万人が戦場放棄、議会が異例の「脱走免責」措置

「戦意の崩壊」か…露軍の攻勢激化でウクライナ兵6万人が戦場放棄、議会が異例の「脱走免責」措置

ロシアの攻勢が激化する中、ウクライナ軍からの脱走者が急増していることが判明した。今年に入って戦場から脱走したウクライナ兵士は6万人に達したという。

イギリスのフィナンシャル・タイムズ(FT)は1日(現地時間)、ウクライナ検察が今年1月から10月の間に職務放棄した軍人を起訴した件数が約6万人にのぼると報じた。この数字は、戦争初年度である2022年と2023年の2年間に発生した脱走者数のほぼ2倍に相当する。昨年10月末には、ウクライナ東部ブフレダールに駐留していた第123旅団所属の歩兵数百人が陣地を放棄し、ミコライウの自宅に帰還する事態が発生した。また、軍務年齢の男性に対する海外渡航の禁止措置が取られる中、一部の兵士は同盟国での海外訓練キャンプへの参加を利用し、訓練場から逃亡している。脱走兵の急増は、ウクライナの戦況をさらに悪化させている。

脱走が急増する事態を受け、ウクライナ議会は先月21日に規則を改正。脱走後に部隊に復帰した兵士については「初犯」に限り起訴を免除する措置を決定した。

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