笑顔が気に入らないという理由でバスで初対面の女性の頭に漂白剤を浴びせた50代の女が、控訴審でも懲役1年の判決を受けた。
3日、韓国の水原(スウォン)地裁第5-1刑事控訴部は、特殊傷害の罪で起訴された50代の女性A被告に対し、懲役1年の判決を言い渡した。
A被告は2023年12月5日午後7時ごろ、京畿道始興市(キョンギ道シフン市)の路上で、被害者Bさん(45歳、女性)の頭に漂白剤を浴びせ、2度のやけどを負わせた罪で起訴された。調査によると、A被告はBさんの笑顔が気に入らないという理由で犯行に及び、両者はこの日バスで初めて会った全くの面識のない関係だった。
1審では、「被告は捜査機関に対して非協力的な態度を示し、被害者に対する賠償や謝罪の努力も一切行っていない」と指摘され、懲役1年の実刑が言い渡された。
控訴審でも、「被告は心神耗弱の状態で犯行に及んだと主張したが、犯行に至った経緯、犯行の手口、犯行前後の被告の行動や状況などを総合的に考慮すると、その主張は採用しない」と判断され、1審と同じ懲役1年の実刑が維持された。