タイの海岸でヨガをしていたロシア人女優カミラ・ベリャツカヤ(24歳)氏が巨大な波にさらわれ死亡する事故が発生した。
12月2日、英紙「デイリー・メール(Daily Mail)」などによると、カミラ氏はタイのサムイ島でヨガをしていた際、突然押し寄せた波に巻き込まれた。
事故の様子を捉えた動画がSNSで急速に拡散されている。映像には、カミラ氏が車のトランクからピンク色のヨガマットを取り出し、海岸の岩場でヨガをしている様子が映されている。その後、突如として押し寄せた大波が彼女を襲い、海にさらわれた。海面には彼女のピンク色のヨガマットだけが漂っていた。
救助隊が到着したのは事故から15分後だったが、カミラ氏は既に波に飲み込まれ行方不明となっていた。数日後、彼女の遺体は同じ海岸近くのホテル付近で発見された。
カミラ氏は結婚を控えた婚約者アノキン氏と共にタイで休暇を過ごしていたことが伝えられ、さらなる悲しみを誘っている。アノキン氏は失踪後、「婚約者が無事に見つかることを祈っている」と述べ、「心が痛む。結婚式の写真も撮り、数日後には結婚する予定だった」と語った。
サムイ救助センターの担当者スプラセート氏は、「我々は事故現場のような危険地域での遊泳禁止を赤い旗で繰り返し警告している」とし、「事故現場はプールではなく展望台として観光客が景色を楽しむための場所だった。被害者は突然の波に対応できなかった可能性が高い」と説明した。
この事故を受け、地元自治体は展望台下の岩場への立ち入りを禁止する措置を講じた。