ドイツの前首相アンゲラ・メルケル氏は、ドナルド・トランプ米次期大統領について、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記やロシアのウラジーミル・プーチン大統領など独裁的な指導者に強く惹かれているようだと示唆した。
3日(現地時間)、米CNNによると、メルケル前首相は同メディアとの最近のインタビューで、トランプ次期大統領がプーチン大統領やキム総書記に言及する際、彼らの純粋な権力に対して「一種の魅了を抱いているように見受けられた」と指摘した。
メルケル前首相は、過去の首脳会議でトランプ次期大統領と面会した際、彼が議会機関を事実上無視し、事案を直接的に決定しようとする姿勢を強く感じたと回顧した。
また、ドイツの歴代最長となる16年間にわたり在任したメルケル前首相は、先月末に回顧録『自由。1954年~2021年の記憶』を出版した。
回顧録の中で、メルケル前首相はトランプ次期大統領について、「協力を通じた共同繁栄という概念自体を信じていない」と評した。
また、プーチン大統領については、「常に他者を軽視する人物」と見なしていた。