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2024年12月21日土曜日
ホームニュース幸せな結婚式を終えゴルフカートで会場を後にする新婚夫婦…飲酒運転の車に衝突され花嫁死亡

幸せな結婚式を終えゴルフカートで会場を後にする新婚夫婦…飲酒運転の車に衝突され花嫁死亡

引用:GoFundMe
引用:GoFundMe

アメリカで飲酒運転をし、新婚の花嫁を死亡させた運転手に、懲役25年の判決が下された。

12月2日(現地時間)、AP通信などによると、サウスカロライナ州チャールストン郡裁判所は、飲酒運転および飲酒運転致死傷罪で起訴されたジェイミー・リー・コモロスキー(27歳)に対し、懲役25年を言い渡した。

この事件は2022年4月28日、サウスカロライナ州フォリービーチで発生した。新郎アリック・ハッチンソン氏と新婦サマンサ・ミラー氏(当時34歳)は結婚式を終え、ゴルフカートで会場を後にする途中だった。その際、制限速度は時速40㎞の道路を時速105㎞で走行していたコモロスキーの車がゴルフカートに衝突した。衝突の衝撃でカートは約91メートル飛ばされ、新婦のミラー氏はその場で死亡した。新郎ハッチンソン氏は脳損傷や骨折などの重傷を負った。

事故当時、コモロスキーの血中アルコール濃度は0.26%で、法定基準の3倍を超えていた。

法廷でコモロスキーは「自分が犯した行為に対して計り知れないショックと深い恥、後悔を感じている」と涙ながらに語り、「この恐ろしい悲劇を元に戻せるならどんなことでもしたいが、それはできない。これからの人生、後悔を抱えて生きる」と述べた。

一方、新郎ハッチンソン氏は「その夜、妻の代わりに自分が死ねば良かったと思う」と語り、「もしあの出来事を予見できたなら、ゴルフカートから飛び降りていただろう」と事故の記憶に苦しむ心境を明かした。

ハッチンソン氏はコモロスキーの保険会社、車両を貸し出したレンタカー会社、彼女に酒を提供した飲食店から合計86万3,000ドル(約1億2,940万円)の和解金を受け取った。また、この事故は新郎の母親が医療費を集めるためにクラウドファンディングサイト「GoFundMe」に投稿したことで広く知られるようになり、短期間で63万ドル(約9,446万円)以上の募金が集まった。

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