2次戒厳の可能性「陸軍部隊、日曜日まで招集待機」
ユン・ソンニョル大統領の「非常戒厳」宣言の事態がいまだ収束していない。軍人権センターが衝撃的な情報を明らかにした。
6日、軍人権センターは「2次非常戒厳宣布の可能性が確認された」と発表した。「複数の陸軍部隊が弾劾案採決の翌日まで『指揮官非常招集に備えた指示』を受けた」と伝えた。
軍人権センターはこの日、報道資料で「陸軍で異常な兆候が報告されている」と警告した。
さらに「複数の部隊は上級部隊の指示に従い、12月4日午前11時または12時頃に全兵士の外出正常実施指針を下達した」とし、「内容には『指揮官(中隊長以上)は12月8日まで指揮官の非常招集に備えて、休暇を制限する』という指示も含まれていた」と明かした。
民主党も情報を入手「議員全員が非常待機」
この2次戒厳説は、先に「非常戒厳の可能性」を指摘していた野党「共に民主党」のキム・ミンソク議員の主張と一致する。
キム議員は前日(5日)、CBSラジオ『キム・ヒョンジョンのニュースショー』に出演し、2回目の「非常戒厳」宣言の可能性について「100%そう見ている」と断言した。
彼は「追い詰められた異常な大統領は、より過激な手段で『今度こそ成功させる』という思いで再び試みるだろう」と主張した。
続けて「政権交代や夫人のキム・ゴンヒの服役を阻止する方法がないことが、今回の戒厳の最大の動機となった」とし、「この政権はウクライナ問題や南北関係など、いかなる手段を使ってでも必ず戒厳の口実を見つけ出すだろう」と説明した。
さらに「一時的な後退を装い、他の長官を通じてでも戒厳を進めることができる。12・12軍事反乱を振り返っても、最後にはクーデターを放棄するかのような欺瞞があった」とし、「すでに大統領は正気を失っている。退陣させない限り、我々に防御の手立てはない。大統領の手には依然として戒厳という凶器が、酔っ払いドライバーの手に握られた戦車のように握られている状態だ」と指摘した。
一方、民主党も2次戒厳に関する情報を多数入手していると明らかにした。現在、議員全員が非常待機中だという。