7日(現地時間)バイデン政権はシリアの反政府勢力がおよそ13年にわたる内戦の末、首都ダマスカスを制圧したとの発表を受け、「現在情勢を注視している」と伝えた。
「ロイター通信」によると、ホワイトハウスは反政府勢力の制圧宣言直後に「バイデン大統領はシリア情勢を注視している」という声明を発表した。
さらに、「バイデン政権は常に現地のパートナーと連絡を取り合っている」と付け加えた。
反政府勢力の中心に立ち、進攻を率いる「シャーム解放機構(HTS)」は、先月末より奇襲攻撃を開始し、北部に位置するシリア第2の都市アレッポを奪還し、その後、中部の要衝ハマを制圧するなど、主要都市を次々と占領し、およそ10日間で首都ダマスカスまで掌握したと発表した。
一方、アメリカは2011年にシリア内戦が勃発して以来、独裁をすすめるアサド政権に対抗する反政府勢力を支援してきた。