韓国の18歳から39歳の男女のうち57.3%が「日本に好感を抱いている」と回答した一方、同じ年齢層の59%は「日本を信頼していない」と答えた。
東北アジア歴史財団が先月22日から30日にかけて韓国リサーチに依頼し、全国の18歳から39歳の男女1,000人を対象に実施した調査(信頼水準95%、標本誤差±3.1ポイント)の結果であり、14日に発表された。
「好感」との回答した割合は、18歳〜24歳(63.6%)、25歳〜29歳(63.5%)と比較的高い数値となった。男性では25歳〜29歳(74.8%)、18歳〜24歳(71.1%)が日本に好感を抱いていることがわかった。一方、女性では30歳〜34歳(49.1%)、35歳〜39歳(53.1%)が53.1%と非好感度が高い結果となった。
また、20代および30代における日本に対する信頼度は35%だった一方、不信感は59%となり、信頼度が下回る結果となった。
日本への信頼度は25歳〜29歳(41.8%)で比較的高く、特に18歳〜24歳(48.4%)および25〜29歳(55.0%)の男性や、保守層(46.7%)で顕著に見られた。日本を信頼する理由として最も多かったのは「日米韓の安全保障協力が重要だから」(32.9%)だった。
財団は「18歳〜39歳の回答者のうち、若年層ほど日本を信頼する傾向が高く、この傾向は男女両方で見られた」と説明した。
「日本を信頼しない」との回答は、特に30歳〜34歳(75.9%)と35歳〜39歳(75.2%)の女性で目立った。
20代・30代全体で日本への関心度は高く、「関心がある」(ある程度+非常に)との回答が78.9%だった一方、「関心がない」(あまり+全く)との回答は21.1%で、前者が57.7ポイント上回った。
日韓関係改善が必要とされる理由として、「日韓両国の経済に与える影響が大きいため」(46.8%)や「日韓間の民間交流に影響を与えるため」(24.6%)が挙げられた。一方、関係改善が不要と考える理由としては「日本が歴史問題などに対して反省していないから」(73.6%)が最も多かった。
また、今回の調査では中国に対する好感度は10.1%、信頼度は6.1%にとどまった。