ウクライナ軍のドローンに発見されたロシア軍兵士が、死の直前にタバコを取り出し、最後の一服をする姿が捉えられ、話題だ。
7日、韓国メディア「朝鮮日報」によると、現地時間5日、ウクライナ陸軍の第54機械化旅団K-2部隊は、ドローンで撮影したロシア軍兵士の最期の様子を捉えた動画をSNSに公開した。
映像には、負傷したロシア軍兵士がウクライナ軍のドローンに発見される場面がおさめられている。
兵士はドローンに向かってタバコを吸いたいというジェスチャーを見せ、ポケットからタバコを1本取り出して口にくわえた。
タバコに火をつけようとしたが、死の瞬間に直面した恐怖のためか1本目は失敗し、もう1本取り出し、今度は何度か試みた末にようやくタバコに火をつけることができた。
喫煙中、兵士は一瞬もドローンから目を離さずに警戒していた。
1本目を吸い終え、再び、タバコを箱から取り出そうとしたその瞬間、爆弾が投下された。
兵士は爆弾に気づき姿勢を低くしたが、映像は彼がいた場所で爆発の煙が広がる様子を最後に終了した。
第54機械化旅団は「ロシア軍の攻撃失敗後、我々のドローンが戦場の監視を行っている時に、森林に隠れていた敵兵を発見し、攻撃した」と説明した。
「タバコの箱には『喫煙は寿命を縮める』と注意する文言があるが、彼が予想していたよりもはるかに早いタイミングで死は訪れただろう」とし、「彼は逃げるよりも最後に一服する機会を選んだのだ」と述べた。
一方、「BBC」によると、イギリス国防省は11月のロシア軍の死傷者数は4万5,680人に上ったと5日発表した。
これは2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始して以来、最多の月間死傷者数で、特に、28日には1日あたり過去最多となる2,030人の死傷者が発生した。