政治集会がK-POPコンサートと化した
ユン・ソンニョル大統領の退陣を求める大規模集会が続く中、主要海外メディアが韓国の集会文化をこのように評した。
ユン大統領弾劾訴追案の採決が行われた7日、ソウルの汝矣島（ヨイド）国会議事堂前には数万人の市民が集結した。弾劾可決後、早期大統領選挙実施を求めるかのように、現場では少女時代の「また巡り逢えた世界」が鳴り響いた。
米ニューヨーク・タイムズ（NYT）は7日（現地時間）、「韓国大統領、弾劾の試みで生き残る」と題した記事で「国会外では数万人のデモ隊が通りを埋め尽くし、深夜までユン大統領の退陣を要求した」と報道した。「気温が氷点下に下がったにもかかわらず、群衆はK-POPに合わせて歌い、蛍光色のペンライトを振りながらデモを続けた」と伝えた。
集会参加者らは厳しい寒さの中、厚手のコートを着て深夜まで現場に留まった。近年世界的な人気を博しているBLACKPINKロゼの「APT.」をはじめ、2NE1の「I AM THE BEST」などが次々と流れ、市民たちを勇気づけた。
AFP通信は「参加者たちがK-POPを聴きながら楽しそうに踊り、ペンライトやLEDキャンドルを振る様子は、まるでダンスパーティーのようだった」と報じ、ガールズグループaespaの「We Flash」なども流れたと具体的な現場の状況を伝えた。
一方、俳優のコ・アソン、シン・ソユル、イ・エルらもこの日、汝矣島の集会現場を訪れた。彼らはそれぞれのSNSを通じて現場の写真を投稿し、参加を呼びかけた。