トランプ次期大統領の大胆な投資、即座に資産増加
大統領選勝利翌日に株価約3兆9,144億円上昇
テスラCEOのイーロン・マスク氏が、ドナルド・トランプ米次期大統領のために少なくとも2億5,900万ドル(約391億円)を投じたことが明らかになった。
7日午前(日本時間)、ロイター通信などの報道によると、マスク氏はトランプ次期大統領の当選支援のために自ら設立したスーパーPAC(政治資金団体)「アメリカPAC」に2億3,900万ドル(約361億円)を寄付した。さらに、トランプ次期大統領が中絶禁止法に署名しないと主張していた団体「RGB PAC」に2,000万ドル(約30億円)を追加支援した。
ブルームバーグ通信は同日、非営利団体オープンシークレットの集計データを引用し、マスク氏の今年の政治団体への寄付総額が少なくとも2億7,400万ドル(約414億円)に上ると報じた。ブルームバーグは「マスク氏の寄付額は今年の全米政治資金寄付者の中で最高額」と強調した。
世界最高の富豪であるマスク氏の大胆な投資は資産増加につながった。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、マスク氏の資産は大統領選翌日の先月6日、テスラ株の急騰により265億ドル(約4兆80億円)増加した。現在の資産価値は3,617億ドル(約54兆7,054億円)に達している。
マスク氏は、トランプ次期大統領が新政権の諮問機関として設立した政府効率省(DOGE)の共同責任者に指名され、連邦政府の再編と規制改革案の策定に携わっている。