NHKが10日、石破茂首相が14日に福島第一原子力発電所を視察する方向で調整していると報じた。石破首相が就任後、福島原発を訪れるのは今回が初めてとなる。
今回の視察で石破首相は「核燃料デブリ」の試験的取り出しなど廃炉作業の進捗状況や、原発に蓄積される処理水の海洋放出状況などを確認する予定だ。
また、除染作業で生じた土壌を保管する中間貯蔵施設や、今後住民の帰還が見込まれる「特定復興再生拠点区域」の視察も検討中だとNHKは伝えた。
さらに、石破首相が2011年の東日本大震災時の原発事故で打撃を受けた福島地域の経済再生に向けた姿勢を示しつつ、防災対策を強調するとみられると報じた。