10日(現地時間)ポーランドのトゥスク首相はウクライナ侵攻をめぐる和平交渉が今冬にも始まる可能性があると語った。
ポーランドは来年1月から半年間、輪番制の欧州連合(EU)議長国を務めることになっている。
「AFP通信」によると、トゥスク首相は記者団に対し、「情勢がどのようになるかはまだ不透明だが、我々は議長国として、ともに責任を負うことになる。まだ疑問は残るが、和平交渉は今冬に始まる可能性もある」と語った。
さらに「本日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談の機会を持つ予定だ」と付け加えた。
トゥスク首相はこの会談の内容を12日にポーランドの首都ワルシャワを訪問するフランスのマクロン大統領と協議する予定だという。
7日、マクロン大統領とゼレンスキー大統領、さらに、アメリカ大統領選を制したトランプ次期大統領はパリで三者会談を行った。
トゥスク首相はこれを「短い時間だったが非常に重要な席だ」と評した。
ポーランドは隣国ウクライナの強力な支援国の1つだ。
ポーランドはロシアのウクライナ侵攻後、ウクライナへの西側諸国の軍事支援の重要な物流拠点としての役割を果たしてきた。