10日(現地時間)イスラエル軍はアサド政権が崩壊後、直近48時間でシリアに備蓄されている戦略兵器を爆撃するため、およそ480回も空爆を実施したと明らかにした。
「AFP通信」によると、イスラエル軍は「過去48時間でシリア国内に備蓄されている大半の戦略兵器を爆撃し、テロリストの手に渡るのを阻止した」とし、「飛行場や対空砲、ミサイル、ドローン、戦闘機、戦車、兵器製造施設などをターゲットにダマスカス、ホムス、タルトゥース、ラタキア、パルミラの各地を攻撃した」と明らかにした。
イスラエルは、反政府勢力によるダマスカス陥落とアサド政権の崩壊というシリア内戦の混乱に乗じて、ゴラン高原の緩衝地帯にも進軍した。
イスラエルは「いかなる敵対勢力もイスラエルに流入せぬよう、イスラエル市民とゴラン高原の地域社会の安全を確保するめだ」と説明したが、周辺国はもとより、国連もイスラエルを批判し、意見の対立が深まっている。