ロシア政府はアサド政権が崩壊したシリアに駐在する自国の外交官と同盟国のベラルーシ、北朝鮮の外交官を空軍特別機で退避させた。
15日(現地時間)「ロイター通信」によると、ロシア外務省はシリアの首都ダマスカスに駐在するロシア大使館職員の一部とベラルーシ、北朝鮮の外交官を空軍特別機でシリア西部にあるロシアのフメイミム空軍基地から、モスクワのチカロフスキー空港に退避させたと発表した。
ただし、「ダマスカスにあるロシア大使館の業務は継続している」という。
ロシアの通信社「RIAノーボスチ」は、ベラルーシ外務省も自国の外交官をシリアから撤退させたことを発表したと報じた。
一方、8日、反政府勢力のダマスカス制圧後にアサド政権が崩壊し、アサド大統領はロシアに亡命した。
ロシア側ではシリア国内の基地から、軍事装備を撤収する動きが確認されている。