テスラおよびスペースXのCEOイーロン・マスク氏が、マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツ氏を破産させる方法について言及し、注目を集めている。
オンラインメディア「ベンジンガ」の報道によると、マスク氏は最近、X(旧:Twitter)を通じて、電気自動車メーカーのテスラが時価総額で首位に立つ場合、ゲイツ氏が破産する可能性があると述べた。
マスク氏は11日(現地時間)、テスラの時価総額が1兆2,510億ドル(約19兆2,248億円)に達しているものの、現在首位のアップル(時価総額3兆7,290億ドル、約573兆562億円)を追い抜くには株価が200%上昇する必要があると指摘した。この株価の急上昇が実現すれば、ゲイツ氏を破産させることも可能だと投稿した。
また、マスク氏は昨年、自伝の中で、2022年に米テキサス州オースティンで行われたテスラ工場での討論会において、気候変動に関心を持つゲイツ氏がテスラ株を空売りしていたことに対して不快感を示し、批判したと明かしている。
自伝の著者であるウォルター・アイザックソン氏によると、マスク氏は「気候変動に熱心な人物が、なぜ最も積極的に取り組む企業への投資を減らすのか」と怒りを露わにしたという。
また、マスク氏は今年の米大統領選でドナルド・トランプ次期大統領を支持しており、その支持を受けて勢いを増している。
テスラの株価は、トランプ次期大統領の当選可能性が高まる中で今年56.91%上昇し、マスク氏の資産も急増した。
13日現在、マスク氏の純資産は4,420億ドル(約67兆9,246億円)に達し、世界首位に立った。一方、ゲイツ氏は1,650億ドル(約25兆3,564億円)で7位に位置している。
マスク氏の資産は今年だけで2,130億ドル(約32兆7,328億円)増加した。