3日、非常戒厳宣言下の韓国国会で、「共に民主党」のアン・グィリョン報道官が戒厳軍の銃を掴んだ瞬間が、英BBCが選ぶ「2024年最も印象的なイメージ12」に選ばれた。
BBCは22日、順位をつけることなく、12枚の画像を「2024年最も印象的なイメージ12」として発表した。その中で最初に紹介されたのは、4月8日に米インディアナ州ブルーミントンで撮影された皆既日食の瞬間。皆既日食によって生じたリング状の光を航空機が貫くシーンが、見事に捉えられている。
また、7月にペンシルベニア州で行われた大統領選挙の演説中に銃撃を受け、耳から血を流しながらも支持者に向けて拳を突き上げるトランプ次期大統領の姿が5番目に選ばれた。
その中には、アン報道官の写真も含まれていた。BBCは「一人の韓国人女性が、兵士が装填した小銃の銃口を恐れることなく掴んでいる」と説明し、アン報道官の言葉も紹介している。「阻止しなければならないという思いから、できる限りのことをした」と述べている。
さらに、今夏開催されたパリ五輪に関連する画像も2枚選ばれた。
一枚は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を風刺したと解釈され、キリスト教界から強い反発を招いた開会式の様子であった。もう一枚は、波を切り裂いて空中に舞い上がるブラジルのサーフィン選手の写真だった。
その他にも、ガザ地区の難民キャンプや、独裁者バシャール・アル=アサドの銅像を蹴るシリア住民、スペイン・バレンシア地方の洪水、インドネシア・ルアン火山の噴火などが選ばれた。