暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)の価格が2.35ドル(約370円)の抵抗線を突破できず、調整局面に入ったとの分析が出ている。
26日(現地時間)、仮想通貨専門メディア「NewsBTC」によると、XRPは現在、主要な抵抗線と支持線の間で限定的な変動を示しており、今後の方向性を見出せていない状況であると伝えた。
XRPは2.20ドル(約347円)の支持線から反発し、2.25ドル(約355円)と2.30ドル(約362円)の抵抗線を突破しようとしたが、2.35ドルで売り圧力に直面し、下落に転じた。
現在、XRPは2.25ドルと100時間単純移動平均(SMA)を上回って取引されているが、市場心理は依然として弱気と強気の間で揺れ動いている。
分析によると、主要な抵抗線は2.30ドルと2.35ドルであり、もし2.35ドルを明確に突破すれば、価格は2.50ドル(約394円)や、さらには2.65ドル(約418円)まで上昇する可能性があるという。
しかし、2.30ドルの抵抗線を突破できなければ、短期的に下落が続く恐れもある。
XRPの主要な支持線は2.24ドル(約353円)と2.21ドル(約348円)と分析されており、これらを下回ると2.15ドル(約339円)、2.05ドル(約323円)まで下落する可能性がある。こうした下落は、投資家心理をさらに悪化させるリスクがあると警告されている。
現在、技術的指標も弱気のサインを示唆している。MACD(移動平均収束拡散指数)は強気圏内で勢いを失い、RSI(相対力指数)は50を下回り、弱気シグナルを発していると分析されている。
専門家たちは、XRPがさらに上昇を果たすには、2.30ドルの抵抗線を明確に突破する必要があると強調している。一方、主要支持線が崩れれば、一段の下落圧力が予想されると分析している。