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2025年01月05日日曜日
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日本で詐欺行為を繰り返し、780人から2,000万円超を騙し取った韓国人を強制送還

引用:韓国警察庁
引用:韓国警察庁

インターネット上の中古取引詐欺により、780人から約2億ウォン(約2,146万円)を詐取した20代の韓国人の男が強制送還された。

25日、警察庁は常習的詐欺の疑いで逮捕されたA容疑者(29歳)が同日午後、日本から仁川国際空港を経由して強制送還されたことを発表した。

A容疑者は昨年3月に日本に渡航後、同年7月から今年4月にかけて、中古取引プラットフォームやSNSを通じて詐欺行為を繰り返していた。

容疑者はインターネットの中古取引サイトやX(旧:Twitter)上で、有名歌手のコンサートチケットやApple Watchなどを販売すると偽り、前金を受け取った後に雲隠れする手口を使っていた。この詐欺により、被害者は780人に上り、被害総額は約2億ウォンに達した。

慶尚北道(キョンサンブク道)蔚珍(ウィチン)警察署は捜査を開始し、A容疑者の日本滞在を確認後、インターポール(国際刑事警察機構)に国際手配を要請した。警察庁はA容疑者を逃亡犯「最重要級」として指定し、日本警察と共同で捜査を進めた。この「最重要級」は逃亡犯の中でも最も高い等級に位置付けられている。

A容疑者は昨年7月、福岡で別の犯罪に関する通報を受けた警察に逮捕された。その後、両国の警察と在福岡韓国総領事館は、A容疑者の日本での刑事裁判の進行を見守り、送還日程を調整した。裁判が終結したこの日に、送還することで合意した。

これは、2020年11月に高級ブランド品の中古取引詐欺で約6億3,000万ウォン(約6,758万円)を詐取した20代女性が東京で逮捕されて以来、4年ぶりの事例となる。

警察関係者は、A容疑者の追加犯行の有無について捜査を進めるとともに、海外逃亡犯の逮捕および送還に向けた国際連携の強化を図る方針を示した。

また、A容疑者が日本で関与した別件の犯罪は軽微なものであり、すでに現地で処理済として、詐欺関連の犯罪ではないとされる。警察庁は、この件について詳細情報の公開は控える方針だ。

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