米国第39代大統領であるジミー・カーター氏が29日、死去した。享年100歳。
カーター元大統領の息子ジェームズ・カーター3世は、父親がこの日亡くなったことを明らかにしたが、公式な死因は公表されていない。
米紙「ワシントン・ポスト」によると、1924年10月1日生まれの高齢だったカーター元大統領は、過去にがん闘病を経験し、複数の健康問題を抱えていたという。昨年、彼は延命治療を中止し、自宅でホスピス緩和医療を受けていることを公表していた。
カーター元大統領は在任中に、国内外での困難に直面し再選には失敗したが、退任後は国際的な平和解決の仲介者として活躍し、「最も偉大な米国の元大統領」と称される評価を得た。また、ノーベル平和賞を受賞し、日本とも長きにわたり深い関わりを持っていた人物でもあった。