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2025年01月05日日曜日
ホームニュース「2025年実用化」を目指した空飛ぶタクシー企業が破綻、パリ五輪での試験飛行も頓挫…ドイツ支援策の死角

「2025年実用化」を目指した空飛ぶタクシー企業が破綻、パリ五輪での試験飛行も頓挫…ドイツ支援策の死角

引用:ニュース1
引用:ニュース1

ドイツの空飛ぶタクシー(エアタクシー)のスタートアップ企業が相次いで破産している。最近、リリウムに続き、ヴォロコプターも破産申請したことで、ドイツのスタートアップ企業への支援が不足しているとの声が上がっている。

30日(現地時間)、「AFP通信」によると、ヴォロコプターは「最近、集中的に資金を集めるために努力したにもかかわらず、破産手続き以外に通常業務を維持する解決策を見出すことができなかった」と発表した。

2011年に設立されたヴォロコプターは、現在投資家を募集中だ。同社は2人乗りエアタクシー「Volocity」を2025年に市場に進出することを目標としてきた。しかし、今夏のオリンピック期間中、パリでの航空機エンジンの認証が間に合わず、急遽試験飛行をキャンセルするなどの問題に直面した。

先週は欧米の投資家グループが、昨年10月に破産申請したリリウムの救済に乗り出した。電動垂直離着陸機(eVTOL)は近年急成長している分野で、リリウムもこの技術を用いた小型電動ジェット機の開発を進めてきた。

専門家らは、ドイツが米国などと比べ、若く革新的な企業への政府からの支援が十分ではないと指摘している。

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